≪第79回都市対抗野球大会≫
<1回戦>
熊本ゴールデンラークス
410000000 5
000000000 0
東海理化
【熊】香月、中野、幸松 − 井口、佐伯
【理】川脇、鶴岡、杉浦、村井、佐竹 − 山根、奥山
本塁打:横田1号(2ラン、川脇)、前畑1号(ソロ、川脇)
M日新聞より。
■都市対抗野球:熊本ゴールデンラークスが零封 東海理化を降す
第79回都市対抗野球大会の第5日の9/2、東京ドームで1回戦があり、第1試合で熊本ゴールデンラークス(熊本市)と東海理化(豊川市)が対戦。熊本ゴールデンラークスが5−0で東海理化を零封した。東海理化は38年ぶり2回目の出場で初の勝利を目指したが、届かなかった。
○熊本ゴールデンラークス(熊本市) 5−0 東海理化(豊川市)●
熊本市が鮮やかに先制し、逃げ切った。熊本市は1回、横田、前畑の連続本塁打などで一挙4点。先発・香月が要所を締め、7回途中からは救援陣がぴしゃりと抑えた。豊川市は予選好投の先発・川脇が誤算。攻撃は六回まで毎回走者を出したが、後続が断たれた。
▽熊本市・田中敏弘監督 「まず攻める」というチーム方針を1回表から選手が徹底してくれた。
▽豊川市・平塚剛広監督 一番気をつけていた1回に失点し、リズムが崩れた。機動力も生かせなかった。
◇「動揺してしまった」…連続本塁打浴びた川脇輝生
打球は立て続けにレフトスタンドへ消えた。熊本市の1回。1点先取してなお2死2塁から5番・横田が2ラン本塁打、6番・前畑がソロ本塁打。マウンドで肩を落とす豊川市の川脇は「勝負を急いだ。動揺してしまった」。勝負を決める連続本塁打には、伏線があった。
1死からセンター前安打で出た2番・池田が起点だった。一塁で大きくリードを取り、小刻みに動いた。「川脇がこっちばかり見て球が徐々に浮いたから、一球ごとにリードの大きさを変え重圧をかけた」
2死後、4番・草野が追い打ちをかけた。「もうひと工夫すればもっと高く浮く」とファウルで粘った。8球目。真ん中高めに入った直球を左中間へ運び、先制の適時二塁打に。この直後に打席を迎えた横田と前畑は「球がかなり甘く、振ればホームランになると思った」と自信を持っていた。
熊本市は初出場の昨年、1回戦・にかほ市戦で熊丸の先制レフトスタンド2ラン本塁打で勢いに乗った。田中監督が「直球だけを狙え」と指示したことから生まれた。しかし、狙いが外れるともろく、淡泊な攻めに陥った。2回戦の春日井市戦では併殺崩れによる1点しか奪えず、9回に逆転サヨナラ負けを喫した。
その反省から、1年間かけて「1点を確実に取るための細かな技術」を身につけた。それが相手投手の嫌がるリードや、ファウルで粘り失投を引き出す打撃だ。田中監督は「思い通りの野球ができた」と胸を張った。
1回の集中打に成長分を凝縮させた熊本市。今年の強さは勢いだけでは片づけられない。
東京ドーム初勝利を挙げた熊本市の右腕エース香月は「去年あっての今日です。3者凡退が一度もないなど、調子は良くなかったので納得していないが、勝ったので満足」と淡々と98球を振り返った。
昨年は2回戦の春日井市(王子製紙)戦に先発。自身の初勝利まであと1人の9回2死までこぎつけたが逆転サヨナラ2ラン本塁打を浴びた。「あの経験から、先頭打者に出塁されても落ち着いて考えた投球で(ピンチを)乗り切れた。去年と違う成長部分かな」と香月。
常に最後まで投げたい、と話す香月だが「うちは、いい投手がいるので自分は次の試合と気持ちを切り替えた。先頭を出さないことなど再調整し、今度は最後まで投げたい」と白星の上積みに意欲を見せた。
チームを38年ぶりに本大会へ導いた豊川市の左腕エース川脇が、1回に打たれた。「球が真ん中に行ってしまった」と川脇。2死一塁から左中間適時二塁打を打たれ、さらに連続本塁打。平塚監督は「川脇は後半に乗ってくるタイプ。序盤を乗り越えればと思った」と残念がった。
昨年も浜松市・ヤマハに補強されるなど、東京ドームは経験済み。それでも「初めての自分のチームで先発。自分では気づかない精神的な弱さがあった」と川脇。守りからリズムを作るチームが、序盤の失点で流れに乗れなかった。
攻撃もちぐはぐで、2回に無死一、二塁の好機を作りながら、二塁走者の冨川が飛び出し、捕手からの送球でアウト。平塚監督は「もう少しクレバーに攻めたかった」。自慢の機動力を発揮できないまま、夏が終わった。
Sポニチより。
■熊本の“スーパー”マン軍団完封リレー
第79回都市対抗野球大会第5日は9/2、東京ドームで1回戦3試合が行われた。第1試合では創部3年目の熊本ゴールデンラークスが香月良仁投手(25歳)の7回途中まで7安打無失点の好投で東海理化に5−0で快勝。2年連続で初戦突破を果たした。第2試合は三菱重工名古屋が新日鐵広畑に7―3、第3試合は松下電器がヤマハに4―1で勝ち、それぞれ2回戦進出を決めた。
【都市対抗野球 熊本ゴールデンラークス5−0東海理化】
セカンド・谷本のグラブに飛球が収まり、2年連続の初戦突破が決まると、熊本ゴールデンラークスナインは拳を突き上げて喜んだ。創部2年目で初出場した昨年は初戦で前年覇者・TDKから金星。今年は都市対抗未勝利の東海理化を投打で圧倒した。
1回に2本のアーチで4点を先制すると、投げては3年目右腕の香月から中野、幸松とつないで完封リレー。田中監督は「3年目でチームが強くなっているのは野球がうまくなっているからではない。社会人として仕事をきっちりやろうという意識が強くなっているからです」と胸を張った。
指揮官の父・田中弘文さんが経営するスーパーマーケットチェーン「鮮ど市場」の野球部。部員は全員スーパーの従業員で、午前中は仕事に専念する。他の企業チームに比べれば練習量は少ないが、それを感じさせない戦いぶりだった。6 1/3回を7安打無失点に抑え勝利の原動力となった先発・香月は精肉を切り分けたり、空揚げを作るのが主な仕事。昨年の2回戦・王子製紙戦では9回2死から逆転サヨナラ2ラン本塁打を浴び悔しい思いをしたが、この日は今春に習得したフォークを駆使して見事に雪辱を果たした。
オリックスバファローズ中継ぎ投手の兄・香月良太の活躍も励みになっているという右腕は「優勝してラークスとスーパーのことをもっと知ってもらう」と気勢を上げた。勢いに乗る“スーパー軍団”が台風の目となりそうだ。
▼鮮ど市場 創業は1976年。熊本県を中心に九州で30店舗を展開する。従業員は約600人。生鮮食料品のディスカウントスーパーだが、取扱品を野菜・肉・魚の3点に絞っている。新鮮なものをその日のうちに提供するため、市場が休みの日曜、祝日は休業する形態をとる。
<東海理化“狙われた”90kmカーブ>東海理化38年ぶり2度目の出場も初勝利はならず。先発の川脇は90kg台のスローカーブを交ぜてかわしにかかったが、その変化球を狙われて初回に4失点。「ただ単に打たれたという感じです。こんなに打たれたのは初めて。すべてで実力が足りなかった」。東海予選で防御率0.36の左腕の乱調で会社創立60周年も勝利で飾れず、ナインは肩を落とした。
トリカは肩を落とすことはないけどな・・・・。
川脇は球威が無いので、ボールが飛びやすい東京ドームでは心配だったような平塚監督のコメントがN日本スポーツに載っていましたが、こればかりは決め打ちをさせたラークスの田中監督の戦略勝ちを素直に認めるしかないでしょうね。
香月はいまいちだったようで、球威が無い分、丁寧に投げてディフェンスにも助けられながら終盤まで無失点に抑えたのは収穫でしょう。
東京ドーム初登板となった中野雅俊(日産自動車九州)、幸松司(九州三菱自動車)の補強選手が無安打無失点でリリーフしたのは2回戦以降、とても楽しみですね。
ちなみに予想オーダーは見事に外しまくりました。
毎試合、日替わりオーダーなので絶対に当たらないと言っていた点は当たりでしたが、スタメン予想に入らなかった横田と前畑が初回に本塁打を打ったし、捕手はベテランの佐伯真貴でも脇屋敷でもなく、九州地区二次予選では捕手起用の記憶が殆ど無い井口だったのは、大外しと言っても過言じゃないでしょうな。
この流れだと、次の試合の先発は香月や川畑でなく、38歳のベテラン右腕・後藤隆之投手(三菱重工長崎からの補強選手)かもしれないですね。
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