N日本新聞より。
■マラソン金 ワンジル 日本で学んだ「我慢」胸に トヨタ九州は退社の意向
ケニア生まれで日本育ちのサムエル・ワンジル選手(21歳)が男子マラソンで金メダルを手にした。「我慢することを学んだ」。流ちょうな日本語で勝因を口にし、1992年バルセロナ五輪銀メダリストでトヨタ自動車九州(福岡)陸上部の森下広一監督と仙台育英高(宮城)陸上部の渡辺高夫監督、2人の師匠の名前を挙げて感謝した。
ワンジル選手は15歳だった2002年に同高へ陸上留学。全国高校駅伝2連覇に貢献し、森下監督へのあこがれを胸に2005年に同社へ入った。
スピードと上下動の少ないフォームを磨き、ハーフマラソンで世界記録を樹立するなどロードの大会や駅伝で活躍。森下監督に「仕掛けどころまでの我慢とスパート後の我慢」を教わり、昨年12月の福岡国際で初マラソン優勝を飾った。練習で同僚をけん引、レースでも世界選手権や五輪の参加標準記録突破を目指すチームメートのペースメーカーを買って出た。
今年4月のロンドン・マラソンで2時間5分24秒を出して2位に入り、北京五輪のケニア代表の座を射止めた。6月に練習するためケニアへ。森下監督からは「自分が銀だったからサム(ワンジル選手)は金メダルを」と送り出されたという。
ところが7月、東京都内の法律事務所を通じトヨタ自動車九州へ「退職通知」が郵送され、最終調整をする予定だった日本に帰って来なかった。ワンジル選手はレース後、同社を退社し、再び日本を拠点に競技を続ける意向を明らかにした。
駅伝が、マラソンを続ける上での負担になっていたそうで、外国人選手の日本滞在日数が定められた実業団の規定にも悩んでいたという。ワンジル選手は「(退職通知に)サインしていないし、森下さんにもまだ伝えていない。一度ケニアに帰り、9月初めに報告に行く。これからはマラソンを中心に自分でやりたい。駅伝がないところでやりたい」と話した。
トヨタ自動車九州は本人や代理人を務める弁護士と直接連絡が取れず「退職通知は保留したままの状態」になっている。陸上部は現在、北海道合宿中で森下監督は「おめでとう。陸上部のメンバーとともに金メダルを取れると信じて応援していました。今後の力になる勇気を与えてくれたと感謝しています」とコメントを出した。
J事通信より。
■ワンジル、再び日本拠点の意向=トヨタ九州退社し移籍希望
8/24、北京オリンピック男子マラソンで金メダルを獲得したサムエル・ワンジル(21歳)=ケニア=はレース後、所属するトヨタ自動車九州を退社し、再び日本を拠点に競技を続ける意向を明らかにした。「これからは(マラソンを中心に)自分でやりたい。駅伝がないところでやりたい」と語った。関係者によると、弁護士を通じ6月に内容証明郵便で退職届を出している。
これに対し、同社経営管理部秘書・広報グループは「会社を替ったという認識はしていない。北京五輪前で本人に負担を掛けたくなかったから連絡はしなかった。本人が来日したら速やかに解決したい」と説明した。ワンジルは北京五輪後、ケニアに戻り、9月上旬に再来日する予定。
ワンジルは2002年に来日し、仙台育英高に留学。卒業後は同社入りしたが、企業の陸上部で大きな比重を占める駅伝が、マラソンなどの個人種目を続ける上で負担になっていた。また、実業団には、外国人選手の日本滞在日数が特定の期間で180日以上なければならないといった規約がある。勤務実態なども精査され、これらをクリアするため海外の大会出場も制限されていた。
Sポニチより。
■ワンジル“駅伝はイヤ”7月に退社騒動
今大会で金メダルを獲得したワンジルは現在、2005年に入社したトヨタ自動車九州と“退社騒動”を起こしている。6月上旬に一時帰国したワンジルはその後再来日せず、7/28には一方的に退職願を同社へ送付。「退社の御通知」と題された文書は都内の法律事務所からで、日本語で「一身上の都合により退社したい」と記されていた。具体的な退社理由、退社の日付、本人の署名もなし。さらに、8/13には大分県宇佐市のスポーツマネジメント会社「HERMITS」(山内英生社長)がマネジメント契約締結を一方的に発表。トヨタ自動車九州側は本人の意思すら確認できない退職願を受理できず、現在も社員扱いだという。
ワンジルはこの日「駅伝はもうやりたくない。日本は練習しすぎ」と退社を決意した理由を説明した。駅伝を重視する日本の実業団では、マラソンで世界を目指すには支障が大きいという。今後は日本でスポンサーを探し、独自に活動することを希望している。問題を複雑にしているのは「書類は出したけど、森下監督とはまだ話していない」(ワンジル)こと。9月の来日時には両者の話し合いが必要だ。
ワンジルの金メダルは素晴らしいけど、さすがに今もめている契約の問題はそれ以上のニュースでしょ?。
さっき、「山内英生」と「ワンジル」で検索かけたら以下のブログ記事がありました。
■サムエル・ワンジルと契約成立
先日、ケニアのホテルで株式会社HERMIT(ハーミッツ)と無事、雇用契約とマネジメント契約が締結いたしました。
本人はこれで思いっきり走ることに専念できると、大喜びでした。
これから早速北京に向けてサポートの開始です。
金メダルを期待して、最高のサポートいたします。
http://blog.goo.ne.jp/shibata44/e/b99f2319ed1f94b07ed894b2ebd7df1a
山内氏は「社団法人 全日本テコンドー協会 大分県テコンドー協会 会長」で、本業は設計士だそうです。
スポーツそのものは好きだそうですが、スポーツのマネージメントや選手へのフィジカル面でのフォローという点に関しては、専門的な知識は無いでしょう。
憶測で色んな事を言うと厄介な問題もあるのでこれ以上は言わないけど、ワンジルが海外でなく日本を拠点にして、駅伝など各種大会にも出ないし、社業もしないでプロとしてやると言っている事はトヨタ自動車九州で競技続けるよりも遥かに大変な事分かっているのかな?。
高橋尚子が積水化学を退いてプロとしてやって結果残せなかったように、日本は金メダル取っても柔道を除けば個人競技でコンスタントに結果出せるだけの強化費を日本企業はスポンサーとして出しません。
企業チームは色々鬱陶しい事があるけど、練習施設も食事も完備されている上に健康保険や厚生年金の受給まであるだけに、長いものに巻かれろでは無いけど、鬱陶しいながら頑張っていれば駅伝や社業などやっかいな事以上にプラスになるものが多々あるのを数年後になって分かるでしょう。
海外は殆どプロ選手だけど、マラソン人気は大したことないので、日本以上にお金集めは困難ですからね・・・・。
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